2種類のL.L.Bean掛時計をお預かりしましたよ。

いつもご覧いただきありがとうございます。

修理に関してのブログは作業記録ですので公開するのもどうかな?と思うこともありますが「捨てる前に修理できますよ〜」ってお知らせしたい場合もございまして今は時間が取れた時に更新をしています。

その中でお問合せの多い商品がL.L.Beanの掛時計です。

<2017年12月のブログ>

https://jewelry-ono.blogspot.com/2017/12/llbean.html

どうも、このブログ↑が検索されているようですね。

今回は、同時に2個のL.L.Beanの掛時計をお預かりしまして1種類目は何度か修理をしたことのある赤針のタイプです。こちらは、京都府にお住まいのT様からご依頼をいただきました(写真:上)。

こちらは時計とムーンフェイズの故障です。

残念ながらムーンフェイズの歯車が破損しておりました。この部品は入手ができませんので時計のみ動作するようにムーブメント(機械)交換を行いました。針はオリジナルの物を加工して装着しておりますので見た目の変化はありません。

2種類目のL.L.Beanの掛時計は落ち着いたデザインの商品です。

こちらは愛知県大府市からわざわざお越しいただいたN様からお預かりした商品です。

時計は動作していますがムーンフェイズが動きません。ほぼデザインや構造は一緒なのですぐに作業できるかと思いましたが、

裏蓋がタッカーで留めてありまして全く外れません。

おそらく故障した場合に修理できるようには組み上げられていませんね...

で、さらに文字盤がタッカーで固定されておりました。

とにかく外さないと何もできないので頑張って外します。


ようやくムーンフェイズを外しまして確認すると

ムーンフェイズの歯車が違う方向に曲がっておりました。

ムーンフェイズ板もグニャリと内部で変形していましたので可能な限り元に戻し歯車を調整修理しました。こちらは時計とムーンフェイズがうまく連携しましたので動作するようになりましたので良かったです。

L.L.Beanの掛時計は木枠が使われておりますので重さがあります。今回、2種類とも落下による破損が原因だと思われますので壁にしっかり固定されているか気をつけて今後も御使用くださいね〜

この度はご依頼いただきありがとうございました!!

掛時計の販売・修理は、お気軽にお問い合わせください。

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